伊藤牧師コラム集 66巻のラブレター(12)
ガラテヤ人への手紙 2010年6月20日
ガラテヤ人への手紙は、6章しかない短い手紙だが、使徒行伝に続く書簡の中では、かなめとも言うべき重要な手紙だといわれる。この手紙は、クリスチャンになった者が、もはや律法の下にはなく、信仰によってのみ救われる、ということを示している。パウロはこの手紙の5章1節で「自由を得させるために、キリストはわたしたちを解放して下さったのである。だから、堅く立って、二度と奴隷のくびきにつながれてはならない。」と書いている。
ルターは信仰よりも行いを重んじるかのようなヤコブの手紙を「藁の書簡」だと言ったのに対し、ガラテヤ人への手紙に対しては「わたしはこの手紙と結婚した」と言ったほど、重んじたといわれる。
またこの手紙は、宗教改革に火をつけた手紙であるともいわれている。なぜならルターは、ガラテヤ人への講義を終えてすぐに、宗教改革の旗印を揚げたからだそうです。 (つづく)